第二回「'00年代の音楽を振り返る」(2/2)
00年代の音楽の世界は変革期だった。
それでも正直なところ、「世界的大スター」が不在であるという事は少々淋しい事のようにも思う近頃です。
数々のスターによって夢をもらってきた自分としては、やはり音楽の世界には誰もが知っているスターやヒット曲が存在し続けて欲しいと切に願います。
'00年代は音楽の世界の於いて「変革期」と呼べる時代だったと思います。
そのあまりの変動にリスナーもミュージシャンもまだ追いついていない気もします。
きっとこれからこの新しい時代に順応し、新しい時代にふさわしい大スターやヒット曲が沢山生まれてくるのだと思います。
最後に、個人的ではありますが自分にとっての'00年代の印象的な作品を紹介したいと思います。
at the drive-in/Relationship of Command(2000年)
現在はmars voltaとして活躍しているメンバーを中心としたアメリカのロックバンドです。このバンドの衝撃はでかかったです。明らかにそれまでの流れとはちがう'00年代の幕開けを感じさせる素晴らしい作品でした。蒼く刹那的な爆発力を持ちながら、極めて演奏は独創的であるという歴史的ロックバンドが持つ全ての要素を持ちながらもあっけなく解散してしまったのが本当に悔やまれます。もう少し続けていれば'00年代を象徴するバンドになっていた筈です。
RADIOHEAD/KID A(2000年)
それまでにも素晴らしい作品を作っていたRADIOHEADが「ロック」とう音楽形態を捨て打ち込み主体の音楽に挑んだ問題作です。自分も出た発売当初は正直がっかりしたのですが、その後どんどんロックバンドがエレクトロミュージックに接近してゆくのを見て、ロックと打ち込み音楽の垣根をとっぱらったという点でこのアルバムの影響はその後の'00年代の流行を考えるととても大きかったんじゃないかなと今は感じています。
BRUCE SPRINGSTEEN/MAGIC(2007年)
'00年代は大御所の健在っぷりを見せつけられる年代でもありました。ボブ・ディランやジャクソン・ブラウンのアルバムも素晴らしかったですが、僕の一番の衝撃はスプリングスティーンのこのアルバムでの健在っぷりでした。還暦のおじさんがこんなハッピーなロックアルバムを作ってしまうなんてなんて感動です。日本にもこんな格好いいおじさんがいたらいいですね。
BROKEN SOCIAL SCENE/You Forgot It In People(2002年)
現在では20人を超えるメンバーが所属するカナダの大所帯バンドのアルバムです。メンバー構成も自由奔放だし、音楽性も自由奔放でジャンルを定義するのは難しいですが、とてもポップでメロディアスな良いバンドです。カナダという国は実は音楽的にとても恵まれている国だという事を僕に教えてくれました。アメリカイギリス以外の音楽にも興味を持たせてくれたという点でこのアルバムはとても印象的な一枚です。
FRANZ FERDINAND/FRANZ FERDINAND(2004年)
最後は日本でも売れて人気バンドとなったフランツフェルディナンドの1stアルバムです。僕個人的には特にこのバンドに思い入れはないのですが、「踊れる音楽」というものに再び大衆の興味を引きつけたという点でこのバンドの功績はでかいと思います。ロックに限らず'00年代は「踊れるかどうか」が流行音楽にとってとても重要な要素になっていたように思います。
また次回お会いしましょう。
以上今回は00年代の音楽について書いてみました。
'10年代も素晴らしい音楽と出会える事を楽しみにしています。
それではまた次回お会いしましょう!
(text by MACCHO 2010.1.20)
<了>

