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武蔵音ファンクラブ

武蔵音(むさしのん)ファンクラブ

このコラムはSTUDIO LEDAスタッフによる、毎回独自のテーマを設けてお気に入りの音楽や映画や本等を紹介してゆくコーナーです。

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第一回「吉祥寺が舞台となった歌たち」

吉祥寺の街を愛して

吉祥寺

はじめまして。音楽と吉祥寺の街を愛して早15年のMACCHOと申します。
コラム「武蔵音ファンクラブ」第一回ということで、今回のテーマは「吉祥寺が舞台になった歌たち」と題して書き進めたいと思います。
皆さんもとある街や場所がタイトルや舞台になっている歌を少なからず聴いたことがあるのではないかと思います。
例えば「東京」というタイトルの歌はその単語が入っている歌を含めれば相当な数で存在していますよね。実は我がSTUDIO LEDAの所在地である吉祥寺という街が舞台になったり登場したりしている歌がこの世にはいくつも存在するのです!その全てを自分は把握しているわけではないので、自分の好みではありますがピックアップして紹介したいと思います。

斉藤哲夫「吉祥寺」

斉藤哲夫-吉祥寺

まずは70年代から80年代にかけて活躍し、現在もマイペースに活動されているシンガーソングライターの斉藤哲夫さんの歌に、そのタイトルもド直球の「吉祥寺」という歌があります。
アコースティックギターの美しいアルペジオに乗せて綴られる恋人と吉祥寺の風景を淡々と歌ったこの歌は、著名な楽曲ではありませんが日本のフォーク/ニューミュージックの隠れた大名曲です!
自分はこの歌の影響で吉祥寺という街に入り浸るきっかけになったのでとても思い入れがある歌です。

友部正人「中道商店街」

友部正人-中道商店街

次に紹介するのはこれまた70年代から現在まで活躍する日本が誇るフォークシンガー友部正人さんの歌、「中道商店街」です。
中道商店街は吉祥寺駅北口を降りてPARCO方面に進み信号を渡ったところから始まる実在する商店街です。吉祥寺にいくつか存在する商店街の中でも決して派手な存在というわけではないこの商店街を歌のタイトルにしてしまう友部さんのセンスに脱帽です。
その昔、友部さんは故高田渡さんやシバさんらといった同時代のフォークシンガー達と「武蔵野タンポポ団」というグループを結成していた事もあり、なにかと吉祥寺と縁の深い方ですね。出身も吉祥寺でいらっしゃるみたいですし(その後は転々としていたようですが)、今でもSTAR PINES CAFEで定期的にライブをされていたり、なんと我がSTUDIO LEDAでレコーディングをされた作品もあるのですよ!とにかく素晴らしいシンガーソングライターです。

RCサクセション「いい事ばかりはありゃしない」

RCサクセション-いい事ばかりはありゃしない

次に紹介するのは今年残念ながら亡くなってしまった忌野清志郎さんのバンドRCサクセションの代表曲の一つ、「いい事ばかりはありゃしない」という歌です。
正確にはこの歌の舞台は当時清志郎さんが住んでいた国立の街だと思うのですが、歌中に「吉祥寺辺りでゲロを吐く」というフレーズが出てきます。酔っぱらって新宿駅から中央線に乗り、吉祥寺辺りで気分が悪くなってもどしてしまうというシチュエーションですが、とにかく「吉祥寺」という単語とその後に来る「ゲロを吐く」という言葉のインパクトが強烈で、日本にはこの歌によって吉祥寺という街の存在を知った人がかなり多いのではないかと思うと、この歌もまた「吉祥寺の歌」の一つであるといってもいいんじゃないかと僕は思っています。

SHADY DOLLS「一人ぽっちの吉祥寺駅前」

SHADY DOLLS「一人ぽっちの吉祥寺駅前」

最後に紹介する歌は今回取り上げている中で最も渋いと思われれます。
80年代後期から90年代、いわゆる「バンドブーム期」に人気を集め活躍したSHADY DOLLSというバンドの「一人ぽっちの吉祥寺駅前」という歌です。
SHADY DOLLSはローリングストーンズ直系のちょっぴりブルージーなロックを聴かせるバンドで、当時は頻繁に吉祥寺でライブ活動を行っていて、ライブハウス吉祥寺曼荼羅の前にものすごい距離の行列を作ったという伝説を持っています。この歌は切ないバラードで、男気溢れる渋い演奏と歌に聴いていると自分が吉祥寺の路地裏(ハモニカ横町あたり)で一人淋しくバーボンをあおっているようなそんな気分にさせてくれます。
SHADY DOLLSは現在は解散しており、何人かのメンバーは今でも定期的に吉祥寺ROCK JOINT GB等でライブをしているようです。

音楽の街:吉祥寺

上記で挙げた歌以外にも「吉祥寺が舞台となった歌達」は多数存在します。
日本の多くのミュージシャンから愛されつづけている街、吉祥寺。そんな吉祥寺の歌はこれからもずっとあらゆるミュージシャンによって作られ、歌われてゆくのでしょうね。
我々も「音楽の街:吉祥寺」の片隅から素晴らしい音楽が生まれる手助けになれるよう日々精進したいと思っています!

(text by MACCHO 2009.10.20)