波形をハンダする日々
こんにちは。スタジオ・レダのエンジニアの西依翔太と申します。
このページでは、セルフレコーディングのQ&Aや、日々レコーディングをしていて色々と感じること、みなさんに伝えたいことを取りあげていきたいと思っています。
いい音ってなんだ?と葛藤していたら、それはいい作品を作ることかなって思いました。悪い音も曲によってはいい音になる、という感じで、レコーディング・エンジニアとして常に色々な視点から、ケースバイケースで楽曲の方向性などを考えながら物作りができたらなと思い、それをモットーにレコーディングをする日々です。
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#1 疑似アンビエンスマイク / #2 ケーブルによる音の違い / #3 シールドの作り方 /
第一回「疑似アンビエンスマイク」
今回のお題
こんな質問をいただきました。
「ドラム録音のときアンビエンスマイクを立ててなくて録ってないのですけど、 ミックスでアンビエンスっぽいいい感じの雰囲気出せますか?」
質問をしてくれたのは、oil78proofのメンバー、KOUMEIさんです。
まずはアンビエンスなしのサウンド
個人録音の場合、MTRのインプットチャンネルに限りがあったり、マイクの本数が限られてたりするので、ドラム録音はまずそれとの闘いになってきますよね。 僕も高校生の頃に2チャンネルしかインプットのないMTRでドラム録音する際に、リハスタのミキサーを通して2mixにしてMTRに録音したりしていました。
そんな僕の話はおいておいて、今回は、キック、スネア表、スネア裏、ハイハット、トップの計6チャンネルの録音のものを例にしています。(右図) もしチャンネルが4チャンネルしか使えない場合は、スネア裏とハイハットを削ることになってくると思います。 まずはミックスした音を聴いてみましょう。
♪ドライなサウンド
疑似アンビエンスを加える一つの方法
アンビアンスっぽさを出す方法は色々あると思いますが、その中の一つをとりあげます。
右図を参考にしてもらいたいのですが、
a)AUXフェーダーを作りリバーブをさす。(名前をDrRevにしてあります。左のDrはドラムミックスです。)
b)ドラム全てのフェーダーからバスで送る。この時送りレベルは全て0.0
c)リバーブを調整してアンビエンスっぽい音にする。
♪リバーブ音のみはこんな感じです。
ドラムミックスに対してDrRevを足していき音を調節する。
♪足すとこんな感じです。(初めのドライサウンドも聴いて比較してみて下さい。)
上ものも載せて聴いてみましょう。
♪リバーブ有り
♪リバーブ無し
実際のミックスではそれプラスさらにリバーブタイムの長いものをつけています。
♪ファイナルミックス
砂場 - 蜃気楼
今回は砂場の「蜃気楼」をサンプルに使わせて頂きました。
完成品はmusic3で11月に配信されます。是非チェックしてください。
インプット数に限りがあり、アンビエンスマイクが録れなかった時はこういった疑似アンビエンスマイクを作ってミックスするのはどうでしょうか?
今後もこのような質問随時お待ちしております。
(text by Nishiyori 2009.10.4)
<了>

