スタジオ・レダ・コラム

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#2 最高のレコーディングテクニックとは? / #1 アナログ・ドラム・サウンド / 

第一回「アナログ・ドラム・サウンド」(2/2)

リボンマイク

リボンマイクAEA社R-64

ドラマーの頭の少し上にAEA社のR-64というリボンマイクを立てました。
マイクには、

・ダイナミック(SHURE社58等)
・コンデンサー(NAUMAN社U-87等)
・リボン(RCA社44BX等)

という種類があり、それぞれ原理が違います。(長く、難しくなってしまうのでここでは説明しません。)それぞれ、良い所と悪い所があます。目的に合わせて選択するわけですが、その音をものすごく簡単に表現すると、

・ダイナミックマイクは、石のように重くて固い感じ
・コンデンサーマイクは、金属のように鋭くて光っている感じ
・リボンマイクは、木のような柔らかくて暖かい感じ

がします。
リボンマイクは、音量の小ささとノイズの多さ、値段の高さと扱いの難しさから、あまり使われなくなった時期もあります。
しかしながらPro Toolsが広まってデジタルでの行程が増えるにしたがって、アナログっぽい柔らかさを出す為にリボンマイクは再び無くてはならないものになりました。
そのなかでもこのAEA社のR-64は価格といい音質といいオススメの一品です。

R-64の音

WAVESプラグイン

今回のレコーディングではR-64をドラム全体を拾うように立てて、それにオンマイクを少しミックスしています。

♪R-64のみのドライのドラムサウンド

♪オンマイクのサウンド


さらに、レンジを狭くするためにWAVES社のPuigTec EQP-1A、アタックを柔らげ少し歪ませるために、WAVES社のPuigChildとDigidesign社のReel Tape Suite™をドラム全体にかけました。
♪R-64とオンマイクをミックスし、プラグインをかけたサウンド

リンゴのような音

リンゴスター

曲のエンディングに出てくるタムのフィルは別録りにしました。大袈裟なくらいに飛び出して聞こえるようにしたかったからです。
別録りにすると他のマイクのかぶりが全く無くなる為に完全に分離して聴こえます。
♪エンディングのタムのフィルイン・フレーズ


また、ビートルズのような音にするために、タムの打面を半分くらい覆うようにタオルをかぶせて強めにミュートしてもらいました。それだけで簡単にリンゴのような音になります。
それにさらに強めにコンプをかけています。

♪エンディングのドラム・フレーズ

♪エンディングのドラム・フレーズ完成形

OTOTOI GROUP「HIRE」

こうして作られたドラムサウンドに他の楽器や歌をミックスして曲全体のイメージを仕上げて行きます。
同じ日にレコーディングした、もう一曲の「shiawase byo-shi」と聴き比べると、同じドラムセットでも録り方でかなり違う音になるということ、ドラムの音で曲全体のイメージが大きく変わること、が分かってもらえると思います。もちろんドラム以外の楽器や歌やアレンジにも様々な工夫がされていますので是非ダウンロードして聴いてみて下さいね。

iTune Storeでの購入はこちらから。


(text by YUKI 2009.10.4)

<了>

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